足首の傷害
足関節捻挫(内くるぶし、外くるぶし周囲の靱帯損傷)
どのようなスポーツで 起こりうる傷害か |
主に足首を内側に捻ることで生じます。 内くるぶし:三角靭帯 外くるぶし:前脛腓靭帯、前距腓靭帯 など |
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どのような痛みが生じるか | 内くるぶし、外くるぶしの周囲が腫れ、痛みを生じます。 皮下に内出血を伴うこともあります。 |
どのような治療をするか | 受傷直後は患部を挙上・冷却し安静を保ちます。 痛みが強い場合にはテーピングやバンド固定にて患部を保護します。 |
完治までのおおよその期間 | 損傷の程度により数日から数週間と様々です。 痛みが治まったら軽い運動からはじめ、徐々に活動量を高めていきます。 患部が安定するまでは再発予防にテーピング・バンド固定が有効です。 |
下腿三頭筋損傷(ふくらはぎの肉離れ)
どのようなスポーツで 起こりうる傷害か |
スポーツ前に十分な準備運動をせずに瞬発力を要する動作(スタートダッシュ、ジャンプなど)を行った際に痛めてしまいます。 |
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どのような痛みが生じるか | 受傷部位を伸ばしたり押したりすると痛みが生じます。 症状が強い場合には歩くことや立つことが出来なくなります。 |
どのような治療をするか | スポーツを制限し、患部の冷却を行い、安静を保持します。 症状が強い際にはシーネ固定や、松葉杖使用による荷重制限を行います。 |
完治までのおおよその期間 | 損傷の程度により数日から数週間と様々です。 痛みが治まったら軽い運動からはじめ、徐々に活動量を高めていきます。 復帰時期を誤ると再発の可能性があります。 |
第5中足骨疲労骨折
どのようなスポーツで 起こりうる傷害か |
ランニングやジャンプ動作の繰り返しにより発症することが多い骨折です。 |
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どのような痛みが生じるか | 痛みの程度は様々です。赤みや腫れを伴わないこともあります。 レントゲンでは分からないこともあり、MRIで評価することもあります。 |
どのような治療をするか | 保存療法:安静の保持、場合によっては荷重制限を行います。 手術療法:骨の癒合が得られない際には手術を行います。 また、確実な早期スポーツ復帰を希望する際には手術を検討します。 |
完治までのおおよその期間 | 1~2ヶ月で徐々に活動性を高めていきますが、骨癒合が不十分な場合には再骨折を起こすことがあります。3ヶ月でスポーツ復帰を目指します。 |
アキレス腱断裂
どのようなスポーツで 起こりうる傷害か |
スポーツ前に十分な準備運動をせずに瞬発力を要する動作(スタートダッシュ、ジャンプなど)を行った際に切れてしまいます。 |
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どのような痛みが生じるか | 『バットでふくらはぎをたたかれたような痛み』を生じます。 |
どのような治療をするか | ![]() 手術療法:断裂部分を縫合しギプスによる固定を行います。 ※どちらの治療法も再断裂の可能性があります。 |
完治までのおおよその期間 | ギプス固定を4~6週間行い、徐々に荷重を開始します。 3ヶ月程度で軽い運動が可能になり、6ヶ月程度で活動レベルを高めていきます。 受傷前のスポーツレベルへの復帰時期は個々の症例で様々で、早くて半年縲怩P年程度です。 |